日本産業推進機構グループ（本社：東京都港区、代表：津坂純、https://www.nsskjapan.com/ 、以下「NSSK」という。）は、NSSKが管理またはサービス提供を行う投資事業有限責任組合及びExempted Limited Partnership（以下、総称して「NSSK II」という。）を通じて出資する株式会社オリエンタルフーズ（本社：北海道札幌市 http://www.oriental-foods.co.jp）及び株式会社アイアイ・テー（本社：北海道石狩市 http://www.iit-inc.co.jp、以下、株式会社オリエンタルフーズおよび子会社・関係会社と併せて「ORF/IITグループ」といいます。）並びにORF/IITグループの持株会社である株式会社NSSK-M及び株式会社NSSK-MMの全株式を北海道ロジサービス株式会社（本社：北海道江別市、代表：岩藤正和、https://www.hokkaidologiservice.co.jp/、以下「北海道ロジサービス」という。）に譲渡いたしましたので、お知らせいたします。

株式会社オリエンタルフーズは、1978年に設立され、北海道内のスーパーマーケット向けに青果卸事業を展開する企業です。また、株式会社アイアイ・テーは、1988年に株式会社オリエンタルフーズの物流部門を分離独立する形で設立され、その他の関係会社とともに主にスーパーマーケット及びディスカウントストア向けの物流事業を運営しております。

物流事業は、北海道における食品スーパー及びディスカウントストア向けの物流事業者として、札幌都市圏における食品物流の要所である石狩市を中心に、グループ全体で3温度帯に対応した7つの物流センターと業界上位となる300台を超えるトラックを有する同地域における大手企業の一社です。また青果卸事業は、もやし・柑橘類など特定カテゴリーにおいて北海道内で高いマーケットシェアを持つニッチトッププレイヤーです。ORF/IITグループは、安定した市場環境と優良な顧客基盤を有する２つの事業を展開する安定成長企業です。

NSSKは、2021年7月のORF/IITグループへの投資以降、NSSK独自の経営支援パッケージである「NVP」（NSSKバリューアップ・プログラム）を活用し、経営管理手法の導入、コンプライアンス・ガバナンス体制の導入、ESGの実践、DX化の推進、成長戦略の立案・実行など多岐に亘る支援に努めてまいりました。具体的には、グループ各社の予実管理や月次決算の早期化、経理プロセスの改善による収益管理強化などの経営の高度化に取り組むとともに、物流事業においては2024年問題に向けた労務管理、車輛事故削減支援、物流損益管理システムの導入等、青果卸事業においては顧客及び仕入れ先との関係強化、商圏拡大支援、人材採用の強化、運営体制の効率化を通じ、北海道におけるORF/IITグループのプレゼンスの拡大を図ってまいりました。

北海道ロジサービスは北海道江別市に本社を置き、全道にて店舗事業と宅配事業を展開する生活協同組合コープさっぽろ（本部：北海道札幌市、理事長：大見英明、https://www.sapporo.coop/corporate/、以下「コープさっぽろ」という。）のグループ企業として、ロジスティクス部分を一手に担っており、江別市に有している物流センターを軸に、コープさっぽろの店舗事業及び宅配事業に係る物流事業を行うほか、法人向けに外部倉庫受託事業及び配送サービスを提供しています。

コープさっぽろは組合員数200万人を超える北海道の生活協同組合であり、「つなぐ」を合言葉に、「北海道で生きることを誇りと喜びにする」を理念に、「安心」と「革新」を使命に掲げ、北海道内に109の店舗及び51の宅配センターを構えるとともに、安全・安心なコープ商品の開発や、子育て支援、食や環境に関わる社会貢献の取組など、組合員さんと共に多彩な事業活動を行っています。

今後、ORF/IITグループは、コープさっぽろのロジスティクス部門との連携や、コープさっぽろの道内における知名度及び強固な財務基盤等を活用し、更なる成長と企業価値向上を実現していけるものと、NSSKでは考えております。

NSSKは、今後も成長性及び潜在力の高い日本の魅力的な企業を主な対象とした出資活動を行い、必要な成長資金、国内外のネットワーク、事業の改善に役立つプロセス及び人材補強等を迅速且つ具体的にご提供することで、出資先企業とともに企業・株主価値の向上を実現し、日本ひいては世界の環境・社会・企業統治に貢献してまいります。