ニュース news
2020.09.18
- 投資先情報
NSSK IIによる株式会社ぶんか社の株式譲渡契約の締結について
日本産業推進機構グループ(東京都港区 代表:津坂純 https://www.nsskjapan.com/ 、以下「NSSK」という。)は、傘下の投資事業有限責任組合を通じて出資する株式会社ぶんか社及びその関係会社(本社:東京都千代田区https://www.bunkasha.co.jp/ 、以下、「ぶんか社グループ」という。)並びにぶんか社グループの持株会社である株式会社NSSK-C及び株式会社NSSK-CCの全株式を株式会社ビーグリー(本社:東京都港区https://www. beaglee.com/ 、以下、「ビーグリー」という。)に譲渡するための株式譲渡契約を締結しましたので、お知らせいたします。
ぶんか社グループは、漫画雑誌や漫画単行本、並びにその電子書籍を主力商品とし、その他にも情報雑誌や一般書籍を紙媒体・電子媒体で出版する総合出版社です。同社は、連続ドラマ化作品である「義母と娘のブルース」をはじめ、数多くの優良作品を保有し、女性向けの漫画ジャンルを得意としております。また、デジタル漫画市場の黎明期から電子媒体での出版に取り組んでおり、多数の作家やクリエイターとの作品創作を通じて、変化の激しいネットユーザーのトレンドに沿った作品創作に強みを有しております。
NSSKは、2017年4月のぶんか社グループへの投資以降、NSSK独自の経営支援パッケージである「NVP」(NSSKバリューアップ・プログラム)を活用することで、経営管理手法の導入、コンプライアンス・ガバナンス体制の導入、デジタル化の促進による収益性の強化、販売戦略の見直しを含む成長戦略の立案・実行、コンテンツ管理の効率化、人材育成・研修プログラムの立案・実行など多岐にわたって、ぶんか社グループの経営基盤の強化を支援して参りました。電子媒体での出版を積極的に推進することで、デジタル漫画市場でのプレゼンスを高め、現在では収益の大半をデジタルでの売上が占めるに至りました。
ビーグリーは、お得感No.1のコミック配信サービス「まんが王国」を中核に、クリエイターの創作物を配信するサービスやプロジェクトを提供しております。ビーグリーは、コンテンツを見定め、それに適した方法で訴求していく活動を「コンテンツプロデュース」と定義し、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるために、「創る」「選ぶ」「届ける」の3つのバリューを活かした事業を展開しており、オリジナル作品の拡大、品質確保に注力しております。
今後、ぶんか社グループは、ビーグリーの有する「まんが王国」やその他サービスで蓄積したビッグデータやノウハウ、並びに同社が有する作家やクリエイターとの多数のコネクションを活用することで、ぶんか社グループの作品創出力の向上が加速し、更なる成長と新たな価値創造が可能になると、NSSKは考えております。また、同時にビーグリーにおいては、ぶんか社グループの目利き力を生かしたコンテンツ提案や作品の差別化を図ることで、ビーグリーのサービス拡大に大きく貢献できるものと考えております。